TOP > 横浜不動産の知恵袋 > 不動産用語について > 駅よりバス10分、バス停から徒歩5分の距離は?
2014/06/24更新
会社の帰りが遅く終電で帰ることもあり、駅からバスでなく歩いて帰ることがあると思うので、駅より徒歩30分以内の範囲を希望しています。 広告で、「○○駅よりバス10分、△△バス停から徒歩5分」などと書いてありますが、距離はどのくらいになるのでしょうか?
不動産広告をする際の規則で決められていることがいくつかあるのですが、最寄りの交通機関からの所要時間の表示に関しても取り決めがあります。
徒歩の時間は1分80mと決まっており、端数は切り上げになります。そのため、徒歩5分ならば321m~400mの距離になります。また、直線距離ではなく実際にかかる距離になりますので、駅から直線距離で80mでも、道が曲がりくねっていて400mかかるのならば、徒歩1分ではなく徒歩5分と表示されます。
また、道の形状は考慮されていないため、信号や踏切、階段や坂道があったとしても距離だけで徒歩の時間を算出するので、実際にはさらに時間がかかることがあります。
バスなどの交通機関の所要時間に関しては、時刻表の時間が使用されます。○○駅9:00発、△△バス停に9:10着のダイヤであれば、バス10分と表示されます。徒歩とは違い1分で進む距離が決まっているのではないので、同じバス10分でも距離がかなり違う場合があります。市街地などではバス停の間隔が短く、客の乗降にかかる時間も考慮されているため、距離が短くなります。 しかし、郊外になるとバス停の間隔が広くなるので、距離が長くなります。そのため、「バス10分」でも2㎞であったり、8㎞であったりすることもあります。
インターネットのルート案内で、徒歩でかかる時間と距離を調べることもできますし、中には坂道などで余分にかかる時間も考慮して計算してくれるアプリもありますので、活用してみるのも良いかと思います。(売買担当・川口)