TOP > 横浜不動産の知恵袋 > 中古マンションのメリット・デメリット > マンションにおいて、改装してもよい範囲は?
2014/09/17更新
中古マンションを購入して、自分が設計したリノベーションをしたいと思っています。
モダンアートが好きなため、壁にモダン家具の飾り棚を設置したり、窓もブロックガラスと組み合わせた物に入れ替えたり、玄関ドアも防犯性が高くデザイン性のあるものへ交換しようと考えています。
しかし、マンションだと改装できる範囲が限られているとも聞きました。
マンションだと、どの範囲で改装してもよいのでしょうか?
マンションは住人全員が持ち主である共有部分と、住人だけに所有権のある専有部分があります。
外から見える廊下やベランダと言った部分はもちろんの事、玄関のドアや窓も共有部分にあたります。
(ドアノブに関しては鍵の取り換えがあるので、例外的に共有部分から除外されていることがあります。)
つまり、住人が自由に使えるのは専有部分である部屋の壁の内側だけであり、「玄関ドアをおしゃれなものに交換しよう。」「窓ガラスのサッシを二重防音の物にしたいので、全部取り払って入れ替える。」といった改装は、部屋の外側にある共有部分も含まれるため通常はすることができません。
そのため、質問者様の窓をガラスブロックに変えたり、玄関ドアの丸ごと交換と言った改装はNGとなります。
また、梁と柱が剛接合されているラーメン構造のマンションならば、2DKのマンションの壁をすべて取り払ってワンルームに改装すると言った大胆な改装ができますが、壁式構造は壁が建物の支えとなっているので、取り払ってしまうと強度が下がってしまうため、壁を取り払うような改装は出来ません。
他にも畳の部屋をフローリングに変える際には防音材の規定があったり、壁に穴をあける際にも、水道管やガス管などが配管されていることもありますので、事前にマンションの管理規約と設計図を確認するようにしましょう。