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2014/05/26更新

親から住宅ローンを借りた場合の税金

Q.横浜市・緑区M様からのご質問

マイホームを購入する際に、銀行の住宅ローンは利用せず、両親から住宅資金の借り入れをしようと思っています。3600万円を借りて、毎月10万円ずつ30年で返済予定です。 両親からは、「最初は無理をせず、返せるようになったら返してくれればよい。」と言っていますが、問題はないでしょうか?

贈与税の対象となるケースがあります。事前準備をしておきましょう。

マイホームを購入する際に、ご両親から頭金などの資金援助がある方はいますが、住宅ローンの形で借入される方もあります。

ご両親から住宅ローンを借りられた場合、「利子なしの出世払いで良い。」と親心から申し出があったり、借用書を書かなかったりすることが多いです。 借りる側からすれば、無駄な利子を払うことなく、出産や入学資金で家計が苦しくなった場合支払いを待ってもらえるので、利点が多いように思えますが思わぬ落とし穴があります。

こういった親からの住宅ローンの借り入れの場合、税務署は贈与したとみなし、贈与税を課税してくるからです。 ご質問者のように毎月返済を予定していても、銀行から借り入れしたらかかるであろう利子がかかっていないので、その分は贈与とみなされます。

税務署から贈与とみなされないで、親から住宅ローンを借りようと思うのでしたら、下記の注意が必要です。

  1. 契約日・借入日・借入金額・返済期間・返済方法・金利等を記載した借用書(金銭消費貸借契約書)を作成し、親と子供の署名捺印をして、借入金額に応じた収入印紙を貼る。
  2. 返済には銀行振り込みを利用して、親子双方の通帳で返済している記録を残す。
  3. 金利は銀行の住宅ローンなどを参考にし、著しく市場金利から低くしない。
  4. 親が受け取った返済の内、金利分に関しては雑所得になるので、親の方は税務署への申告が必要。

また、住宅ローン控除は親からの借り入れでは受けられないので、トータル的に住宅ローンとどちらが得になるか、計算する必要があります。

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