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2014/07/30更新
家相や風水は気にしたほうが良いですか？
Q.横浜市青葉区・F様からのご質問
駐車場付の中古の一戸建てを探しています。いくつか良いと思う物件があったのですが、母が家相を気にしており、鬼門にトイレがあるなどの理由で反対されたため、購入には至りませんでした。
私も妻も家相を気にはしていませんが、妻は多少風水を気にしており、母と物件の意見が合わないことが多いです。家を購入する際には、家相や風水を気にしたほうが良いのでしょうか？
風水に対する考え方は様々です。
もともと家相と言うのは、自然の気を読み利用すると言う考えの風水を源流とした、日本独特の考え方です。はじめは、神殿や貴族が住む御殿などの設計に用いられた神事色の強いもので、徐々に生活の知恵を取り入れ庶民に浸透していきました。
家相が発展した京都では、鬼門と呼ばれる北東の方向に比叡山があり、そちらから吹き降ろす風が年中あります。そのため、北東にトイレがあると臭いが母屋に流れ込んでしまうため、タブーにされたと推測されます。
また、北東に蔵を建てるのが良いとされたのも、母屋が火事になっても、財産のある蔵は風上になるため類焼が免れると言う利点があったからです。
つまり風向きなど気象条件の違う土地では、これらの弱点や利点は当てはまらず、建築技術の発達した現代では、トイレが悪臭を放ったりすることもなく、耐火構造の家もありますので、気にする必要はないかと思います。
ただし、みなさんそれぞれに住まいに対するお考えは様々ですし、代々風水を重んじてこられた方もいらっしゃるかと思いますので、一度よく話し合われることをおすすめいたします。（売買担当・川口）
