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2014/10/22更新
契約前に売主から断られた
Q.ご質問
先日、中古マンションで良い物件があり、不動産業者の方に連れられて見学に行ってきました。まだ、売主が住んでおられて直接話をすることはほとんどなかったのですが、物件自体は気に入ったため、不動産業者を通して購入の申し込みをすることにしました。
しかし、その日は売主と連絡がつかず翌日に連絡が取れたのですが、売主から断られてしまいました。
見学の時に失礼な態度をした覚えはなく、値引きをお願いしたわけでもないので、断られた理由に心当たりがなく、売主に聞くわけにもいかないため、モヤモヤしてしまいます。
契約前に、売主から購入を断られると言ったことはあるのでしょうか？
A.回答
不動産は基本的に自由売買が認められていますので、所有者が「売ります」と言って買い手が現れれば、売買契約が成立します。
しかし、契約が成立する前であれば、理由なくペナルティなしで売主が売ることを拒否することが出来ます。
そのため、売主が契約前に断わる原因は、いくつか考えられます。
- ご家族の中で話がまとまってなかった。
奥様は売る気が強くても、ご主人は本当は売りたくない気持ちがあり申し込みが入り具体的な話になってから反対してくる場合や子供に引っ越ししたくないと泣かれたなど家族全員の意思が纏まらず断る事も。 - もっと高く売れるかもしれないので価格を変更
売りに出してからすぐに申込みが入ると、売主の心理的にもっと高く売れるのでは？と欲が出て価格を上げて再度、販売をして欲しいとお願いされる事もあります。
その場合、申込みを受けずに価格が上がってしまう場合もまれにあります。 - 他の人と契約をする
売主の知り合いから欲しいと言われ、出来る事なら知っている人に売りたいという事で断られる事もあります。話が具体的になれば早めに契約する方が確実ですね。
