自己破産とは
債務整理では、どのような理由で返済困難となったのか、どうして借金をすることになったのかという「理由」を問われることはありませんが、その中で唯一、借金をした理由を事細かに問われるのが自己破産です。自己破産は、ギャンブルや飲食代などの遊興費のための借金が殆どであったとしたら、その免責について認められないのが一般的です。
自己破産は裁判所に申し立てることで開始されます。自己破産の申立てには、借金をした経緯や、いままでの返済の状況など、詳細に書かなければならない書面があります。そこに書かれた内容と、その人の将来の経済状況を予測しつつ、判定がなされます。借金の理由はとても重要なのです。例え嘘を書いてそれが通ったとしても、後でばれれば、虚偽の申述をしたかどで免責は取り消され、場合によっては罰則をうけることになるので注意が必要です。
しかし、それが認定された場合には、税金など一部のものを除き、全ての債務から完全に解放されるのです。これは自己破産にしかない特権といえるでしょう。
多重債務に苦しむ方で、現状も今後返済の継続が困難だという方は、最終手段として自己破産という選択をすることになるかもしれません。しかし、自己破産により債務は完全にゼロになり、一切の取立ても止まりますが、それによってある程度の社会的制裁は受けることになります。ブラックリストに載ることは間違いなく、官報に名前が掲載され、役場にも破産者として暫くの間は記録が残ります。
自分から言い回らなければ近所にも知られずにはいられますが、しばらくは就くことができない職業がありますし、新たに借金もできません。さらに自己破産では、生活必需品以外、家や車などすべての資産を処分しなければなりません。どうせ処分するのであれば、自己破産の前に任意売却保険等してみませんか？もしかしたら、任意売却で家を手放すだけで、借金問題がある程度解決できるかもしれません。自己破産、その前にぜひ一度我々に任意売却のお話をさせてください。
