債務整理とは
債務整理とは、住宅ローンなどの借金が自分の支払限度を超えてしまい、支払いが滞ったり、利息しか払えない状況に陥ったり、しまいには完全な支払い困難となってしまった場合に、法律の力で債務者を再生させようとする方法です。債務整理には、いくつかの種類があります。
債務整理という言葉を聞くと、一直線に「自己破産」を想像される方も多いのですが、破産というのは最終手段であり、それ以外の方法で救済できるのであれば、破産のように財産を手放すことなく、経済状態を立て直すことは十分に可能なのです。
[1]任意整理
[2]特定調停
[3]個人(民事)再生
[4]自己破産
などが主な債務整理の方法です。それに加えて、近年話題の過払い金請求も債務整理においては重要です。支払い困難となってしまったのには、様々な事情があることでしょう。
元々が無理な返済でオーバーローン状態になってしまった人もいれば、順調に返済計画をすすめていたのに、景気の悪化などから減収や失職などで返済不能に陥った人や、なんとか頑張って返済しようと他の会社から借金をして多重債務に陥ってしまった人など。
その理由や、債務状況、返済能力などを総合的に判断して、どの債務整理の方法を使うべきかを考えていくものです。住宅ローンだけであれば、支払計画の見直しをする任意整理や特定調停を利用するか、返済計画が組めないようであれば、住宅を手放す決意によって任意売却という手法が使えます。